2012年9月12日水曜日

19.心理カウンセラーの資格



突然ですが、心理カウンセラーの資格には国家資格がありません。

民間の心理学関連資格は、たくさんあり、それこそ1日や2日で取れるようなお気楽なものもあります。
それでも、『○○認定心理カウンセラー』などと名乗れてしまいます。

巷にはカウンセラーが溢れています。


おそらく一番有名なものに『臨床心理士』がありますが、それですら民間資格なんです。

これは、文部科学省認可の財団法人日本臨床心理士資格認定協会(以下、認定協会)というところが認定しています。

wikipediaには、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E5%BA%8A%E5%BF%83%E7%90%86%E5%A3%AB
「臨床心理士資格は、知名度・取得難易度ともに最も高いものとされ、文部科学省の任用規程により全国のスクールカウンセラー(学校カウンセラー)の資格要件とされているほか、国境なき医師団日本支部においてメディカルスタッフの資格要件として掲げられているなど、医師職において医学系学会が認定する臨床専門医資格や看護職において日本看護協会が認定する専門看護師資格などの各業界内民間資格と同様の心理職業界内専門認定資格ながら、公的にも活用されている資格である」
とあります。

今は『心理士(仮)』の国家資格化が検討されていますが、それも確定ではなく、
案件としては過去に何度か浮上し、その都度決まらずに消えてしまっていました。


『臨床心理士』は現在、認定協会が指定する臨床心理士指定大学院の臨床心理学系専攻修士課程を修了することが必須条件になっています。
その大学院の中にも第1種指定や第2種指定などあるんですが、
今の多くの大学院は、修了(大学で言うところの卒業)とともに受験資格がもらえます。

そう、「受験資格」のみがもらえるんです。

ちなみに試験自体は1年に1回、秋頃にあります。
10月に1次試験、それを通過すると、11月に2次試験があります。



実は私、昨年度に大学院を修了したばかりなんです。
つまり今年の3月です。


ということは…、

そうです。
病院で働いてるにも関わらず、今の私には、心理士関係の資格は何もないんです。


今の職場で働き始めたのは、大学院2年生の頃。
前職で対人支援の仕事をしていた経験などを買っていただいて、勤めることになりました。
そして今年の4月から常勤で働かせていただいています。

実は、病院内で資格がないとできない仕事は、心理関係に限っては無いんです。

というよりもむしろ、心理職では、厚生労働省管轄の健康保険制度の中にある、医療機関では、国家資格で無いと業務独占の仕事や名称独占してできる仕事はありません。

だから、資格がないとできない仕事は、残念ながら病院では無いんです。


じゃあ、なんで『臨床心理士』を受けるのか!?


それはwikipediaにもあるように、『臨床心理士』が公の資格で、あった方が何かと有利だからです。


病院で資格がないとできない仕事がないということは、必要では無いということですが、

病院の判断で心理カウンセラーを置いているところはもちろんあります。
それのほとんどが『臨床心理士』なんです。
なんてったって、唯一の公的な資格ですから!

それに、私は元々、子どもの心理支援がしたいと思い、そのためにはスクールカウンセラーが一番だと考えていました。
そして、スクールカウンセラーの資格要件だったので『臨床心理士』を目指すことにしたんです。


今では常勤(正社員)で病院に勤務していますが、やはり資格は必要だなと感じています。


と言うわけで、来月に迫った臨床心理士の資格に向けて、日夜勉強している日々なのであります!



結婚、世界一周の前に、4年の構想を経て挑む『臨床心理士』の資格試験!

仕事で長時間拘束されるので、なかなか勉強時間を取るのは難しいですが、職場でも色々配慮していただいているので、限られた時間を有効に使って頑張るのみです!

今年はなんてチャレンジングな年なんだ!



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