2013年4月30日火曜日

64.4.30(火) マレーシア4日目。鈴木さんとGillianさん


昨夜、宿で、ある日本人女性に出会いました。
iPadを持ち情報収集しながら、約1年かけて世界中を放浪するようで、すでに4か月、アジアを中心に旅してきたようです。
昨夜はほとんど話す時間が無かったんですが、今朝、宿で朝食を食べる時に一緒になり、色々な情報交換ができました。
 
便利なiPadやiPhoneのアプリを紹介し合ったり、旅の情報を交換し合ったり。

とくに便利なのが『MapsWithMe Pro』。オフライン地図でした。
インターネットがなかなか使えない環境では、オンラインで便利なグーグルマップなどが使えません。
検索などができなくても、オフラインでも使える地図があるととても便利です。
しかもiPhoneなどならGPSを使えるので現在位置も分かります。
GPSによって自分が向いている方向まで分かるので、初めての場所に降り立って、方向も何もわからない時には抜群の力を発揮します。
(…のはずだったんですが、私のiPhoneではGPSの精度がイマイチなのか、上手く現在地に矢印が合わず、活用できていません)

鈴木さんは今日の昼過ぎの便でインドネシアのバリに飛び立つ予定でしたが、けっこうギリギリまで話や情報のやり取りをしていました。
お蔭で今後の旅がより快適になりそうです。
こちらからも有益な情報を送れるといいな。
小さい荷物をもって颯爽と宿を出て行く鈴木さん


本日は18時頃に、妻がかつての仕事で貿易関係の仕事をしていた時にやり取りをしていた中華系マレーシア人Gillianさん一家と会う予定です。

12時に宿をチェックアウトし、それから2時間ほど共有スペースで鈴木さんと話をしていたので観光するには遅い時間に。

そして今日もまた雲が多く、大雨が降りそうな予感が。
遅めの昼食をとって早めに待ち合わせをする駅に向かうことにしました。

外れのない例の中華屋さんに行って注文しようとすると、メニューが全然違いました。
お店の人も夜と全然違っていて、よく聞くと、昼と夜は別の店なんだとか!?
たしかに「朝市」と書かれた昼用のメニューと、「夜市」と書かれたチラシが壁に貼ってありました。

よく分からなかったけど、もう注文できるメニューがランチ的な1種類しかなかったので、とりあえずそれを注文しました。
シンプルなランチ
歯ごたえのある肉でした
骨が多い!
昼のランチは、美味しかったけど…1度でいいかな。

でも、店主のような雰囲気のおじいさんは気さくで面白かったです。
満面の笑顔と「Good」や「Delicious」など、知っている限りの単語を使って話しかけてくれたり。
本当に夜とガラッと雰囲気の変わったお店になっていました。
経営者とかも変わってたら面白いなぁ。そんな話まではできませんでしたけど。


さて、雨が降る前に移動です。
ここでも昨日に引き続き、最寄駅にたどり着いたと同時に大雨が降り始めるというタイミング!

電車の乗り継ぎで、初日に辿り着いた KL Sentral駅で時間調整のために駅の中にあるマクドナルドに寄りました。
10年前、インドに行ったとき、ファーストフード店は中級料理店でした。
でもクアラルンプルのマクドナルドは大衆的な雰囲気でした。
昔からそうだったのかは知りませんが、自分の思い込みがここでも簡単に崩されていきました。

約束の18時にKajang駅に着くとすでにGillianさんと小学6年生の娘Joeyちゃんが待っていてくれました。


2日間一緒に過ごしてみて、このGillianさん一家との出会いは、マレーシアでの滞在で1番印象に残った出来事でした。

まずお宅にお邪魔しました。
車に乗せてもらい、通勤時間の交通渋滞がひどいという市内を走り、辿り着いた先はなんと豪邸!
豪邸が立ち並ぶ
高級住宅街!山の中央には高級コンドミニアム!
階段を上り、
ハイソサエティなスペースを抜け、
3階が客間。ここに泊めてもらうんですか!?
専用シャワーがガラス張り!トイレと分かれてました!

車で来る途中、警備員が守っていて会社でもあるのかな、と思ったところが実は高級住宅街でした。
マレーシアの治安は東南アジアではいい方ですが、それでもやはり物騒なようです。
後で知ったのですが、強盗などの犯罪が頻発しているため、警備員がそこかしこに配置されていました。
貧富の差がけっこう激しそうです。

豪邸に驚いている時間もあまりなく、とりあえずシャワーを浴びて夕食に出掛ける準備をしてとのことでした。
まだ早いのになんでシャワー浴びるんだろうと思っていたんですが、理由はあとで分かりました。

先ほどの2人と旦那さんのWongさんと6歳の息子Justin君の4人と私たちの6人で、いきつけの中華料理屋さんへ。
Wongさんが、日本人のお客さんを必ず連れてきて食べさせるメニューがあるんだと嬉しそうに話してくれていました。
そのメニューとは『バクテー(肉骨茶 Bak kut teh) 』
これが話題のバクテー!
確かにおいしい!
他にも数皿あり、食べ過ぎてしまいました。
肉の割合が多く、野菜が少ない感じです。
それでも太らないからいいですね。
Wongさんはもてなすのがとても好きなようで、たくさん食べて!と興奮気味です。
Gillianさんも、マレーシアに来たら観光よりもとにかく食べなきゃ!と食文化に自信と誇りをもっているようでした。


お腹一杯になった後に、
妻のかつての仕事仲間が近くに住んでいるからと再会をセッティングしてくれていました。

そして連れて行ってもらった先は、なんと夜景がきれいなダイニングバー。
1階にはプールとジムがついていました。
外に出ると
夜景がすごく綺麗。

あれ!?
貧乏バックパッカーだよね。俺たち…

と軽くパニックになるくらいの雰囲気です。
こんなことになるなんて全く予想してなかった。

リッチ層(だけじゃないと思いますが)の生活は豪華だなぁ。

Gillianさんたちは子どもを家に連れて帰りそのまま家にいるとのこと。
妻はAnneさんとKNさんと再会することができて嬉しそうでした。
私はこの国の人と経済のエネルギーの強さに眩暈を覚えそうになっていました。


全員が夕食を食べてたので、軽く何か頼もうという感じだったんですが
普通に一食分か!っていうくらいの量。
目の前に出てくる珍しい食べ物にがっついていましたが途中からお腹パンパンでした。
パッションフルーツとドラゴンフルーツのフレッシュジュース
料理の極めつけは、カニ!なんでも来やがれっ

そして一通り盛り上がった後に出された選択肢が
1)帰宅して休む
2)美味しいインド料理屋さんへ行ってカレーを食べる

さ、さらに食べる!?!?

流石の私もこれには驚きました。

満腹な私たちは1)を選択させてもらいました。
でも2)を選んでいたら、おそらく1~2時までコースになっていたかも。
Gillianさんもそんなことを言っていました。
帰りが2時とかになってもOKってことですもんね。
ほんと、元気だわ。

Anneさんの車で送ってもらい、惜しみつつ別れて一息ついた時には日付が変わっていました。
なるほど、だからシャワーが先なのか。。。

あれ、まだJoeyちゃんもJustinも起きてる。
流石にいつもはもっと早くに寝ているらしいですが。
結局Gillianさんと一緒にみんなで話してから寝ました。

明日は世界遺産の街、マラッカへ行ってきます。


2013年4月29日月曜日

63.4.29(月) マレーシア3日目。Batu caves(バトゥ洞窟)




クアラルンプールには、ペトロナスツインタワーや行政都市プトラジャヤ、モスクや寺院、美術館や博物館など見所がたくさんあります。
私たちはガイドブックを全く持っていないので情報はインターネットや現地での情報任せです。

マレーシアは自然が多いイメージだったんですが、初日に近代化に衝撃を受けた身としては、その象徴のツインタワーやプトラジャヤに行ってみたくなりました。
ただ、公共交通機関の場合だと、市内でも場所によって行きやすさが全然違うので、行きにくそうなところから行くことにしました。

ということで、まずはバトゥ洞窟から。

洞窟、好きなんです。夫婦揃って(笑)

ここへは数年前に駅ができ、近くの駅から電車一本で行けることが分かりました。
昨日はRapidKL。本日はKTMkomuterという会社です。切符も違います。
改札のシステムも日本と違い戸惑いました。

改札が意味をなしていない!?

でもちゃんと改札がありました。それも構内に。
昨日とは違う会社KTM Komuterの電車

車内もキレイでした。



バトゥ洞窟はヒンドゥー教のお寺やヒンドゥー教のなかで世界一大きな像があることで有名です。

Batu Cave駅に着くと、すでに像の片鱗が見えていました。

こんな像もあったり。

近くで見るとますます巨大。

洞窟へ入るため、272段の急な階段を登ります。

猿がたくさんいました。

眺めはいいです。


そして洞窟。

と言っても、トンネルのように続いているのではなく、天井が大きく開いている部分もあり、開放感のある洞窟でした。

ヒンドゥー教のお参りの方が唱えるお経は歌のようで、聴いていて癒されます。
数名の方が、それぞれ自分のタイミングで思い思いに唱えていました。



バトゥ洞窟の麓で遅めの昼食を食べることにしました。
インド人が経営しているお店が多いようでした。
その中でマレー料理を出しているお店があり、初めてのマレー料理と喜んで入ったんですが…
ナシゴレンを注文して待っていると、表にあるメニューの写真と違うようなものが運ばれてきました。
あまりよく覚えていなかったし、海外ではよくあることだろうとそのまま食べたんですが、やっぱり味はいまいち。
そして帰りがけに写真を確認すると、詐欺かと言いたくなるくらい掛け離れていました。
これもネタになるからいいけど、持ってきた時にもっとちゃんと覚えてたら、文句言ったのになぁ。
メニューの写真、撮ってくれば良かった。

メニューでは、周りに野菜やら肉やらがあったんですよ。
要注意です!

帰りの電車をホームで待っていると、こちらに興味を持っているような、身なりのきちんとしたかなり若そうな男性と目が合いました。
そしてその彼が「旅行者ですか?どこから来たんですか?」と声をかけてきました。
昼食の一件や、海外で騙される話を思い出し少し警戒しながらも、笑顔で「日本からです。洞窟を見に来ました」と答えるとちょうど電車がやって来ました。

あまり裏のない印象を受けたので悪いなと思いつつ車に乗り、少し離れたところに座ると、彼は照れたような表情でこちらへ来て、向かいの席に座りました。

話をしていると、彼はまだ若干19歳の大学生でイスラム教を先行していることが分かりました。
日本の漫画が大好きで、NARUTOやワンピース、ドラゴンボールやカイジまで、色んな話題が出てきました。
なるほど、だから日本人と話したさそうにしてたんだな。

それからもマレーシアの天気のことや経済のことなどを話してあっという間に駅についてしまいました。
facebookや連絡先を聞いておけば良かったな。
電車の到着時間が分からないと、こういうやり取りでも困ります。

駅から出ると、雲行きが怪しい。
電車の中でも途中でスコールのような雨が降りました。
5月は雨季ではないけど小雨季という、雨の多い月のようです。

今日は宿を替えなければならない日で、大きな荷物は前の宿に置かせてもらっています。
それを移動するまでは天気が持つといいけど、と思いながら急いで移動しました。

荷物を受け取り2日泊まった宿を出ると、すでに雷が鳴り、軽〜く降り始めていました。
次の宿は幸い歩いて5分くらい。
すぐに見つかれば楽勝だろうと思っていたら、たどり着いたとほぼ同時に強烈な雨が降ってきました。
スコール、ナメるなかれ。

道路がたちまち川のようになっていました。


今回の宿は、少しお洒落目。

でも部屋が暗めで、Wi-Fiの入りもイマイチ。
のんびりしたい人には向いています。


雨が収まった後で、近くのコインランドリーに行って来ました。

洗濯は9Kgで5MYR。乾燥は最短で4.5MYR。オーストラリアと違って湿気が多く乾燥しにくいし、安いので乾燥機まで使いました。便利!

今夜の夕飯はいつもとは違うお店で。
土鍋で煮込んだウドンのような人気メニューを注文。
甘めで美味しい。日本人好みかもしれません
中華ハーブティーはどくだみ茶にたくさん砂糖を入れたような感じ…

さて、明日はツインタワーに行けるかな。