2013年7月17日水曜日

122.(8.22更新) タイ18日目。再びバンコクへ。またやられた~、からのインド・コルカタへ出発


チェンマイからの長距離バスは深夜に一度休憩が入りました。
バスチケットを見せると、食事もしくはジュース1本がもらえる方式でした。
これも旅行代理店での事前説明は無く、バスの運転手はやはり英語を全く話せなかったので理解できたのはかなり時間が経ってから。
タイ料理を食べたかったけど時間が心配でジュースにしたんですが、案の定、そのすぐ後に出発しました。
英語が通じないって本当に不便ですね。
サービスの最高に良い日本も、この点だけは海外旅行者にとって不便だろうなぁ。

30代になり、バス移動がきつくなってきたようです。
20代はリクライニングのあまり利かないバスでも結構寝れたりしたんですが、あまり深く眠れなくなりました。
あと、20代はあまり眠れなくてもその後ほとんど問題なかったですが、今はシンドイですね。
自分たちの体力を考えないと、また免疫力とか低下してしまいそうです。

なんて考えながらウトウトしていたら、車内がざわつき始めました。

どうやら着いて、降り始めている様子。


あれ、到着時刻は6時頃って聞いてたけど、まだ4時台だぞ…


降ろされた先はバンコク・カオサン通りではなく、そこからかなり離れた場所。

何人かの旅行者が運転手やスタッフに問い詰めだしました。
でもタイ人のスタッフたちは英語を話せません。
「I don't know」
の一点張り。

そして、英語を話せるタイ人が現れたと思ったらタクシー運転手。
「カオサンまでなら乗せてやる」と言いつつ、1人100THBとおそらくかなり高い金額を吹っ掛けてきます。
(1THBは現在約3.2円)


またやられた~

旅行者に便利な場所が到着地と言われたけど、そこからかなり遠いところに降ろされ、バス会社とグルになっているタクシー会社(個人?)が勧誘してくる…
常套手段ですね。

バスチケットは乗る時に回収されてしまったし、
購入した旅行代理店に問合せようと思っても電話も持ってないし、
問合せたとしても今は開店までは早すぎるし、
たとえ繋がったとしても99%「I don't know」。
チェンマイまで戻るのは不可能だし。

旅行代理店もグルかもしれないな。
お店のスタッフの人は体調を気遣ってくれたりと親切そうだっただけに余計に残念です。


そうこうしている間に、欧米人の女性とタイ人スタッフの口論はエキサイトしていました。

その気持ち分かる!
本当に腹が立ちます。
でも、ここはタイ。本当にどうにもならないんですよね。

こういう、いい加減でうっとうしい対応があるから、東南アジアの旅はしこりが残りやすい。


ちなみに同時期に移動した友人2人ともが言われた場所に降ろされなかったと言っていました。
1組はカオサン通りに頑張って歩いて行ける場所で良かったけれど、もう1人は『カオサン』の看板はあったけど、カオサン通りまで100kmくらい離れた場所に降ろされたと言っていました。

私たちは、同乗していたタイ慣れした日本人に声を掛けてもらい、流しのタクシーをつかまえて移動しました。
メータータクシーで1台130THB
場所が分からなかったので本当に助かりました。


朝帰りや朝着の旅行者がチラホラ
カオサン通りに着いたはいいけど、まだ朝の5時台…。
かなり早すぎます。
それに大きな荷物を抱えているし。
妻も私もバス内ではあまり寝られなかったので、日中だけでもホテルで休もうかと話していました。

その時、ちょうどラオスのルアンパバーンで分かれたK君にばったり会いました。
この彼がカオサン通りから100kmのところに降ろされた人。
ラオスから長距離バスで移動してきて、降ろされたところからバイクタクシーで移動したばっかりとのことでした。

今から今日の滞在先の『 NAT2 』に行くとのことで、私たちも付いていきました。
そこにはチェンマイまで一緒にいた私と同名のKさんとIちゃんもいました。彼らもちょうど今朝着いたばかり。

私たちは日中だけの滞在だから宿泊費は安くならないかと交渉しましたが駄目とのことで、他の宿も当たってみたんですがどこも1日丸ごと請求されてしまいました。
連泊での割引は交渉できるんですが、こういう数時間だけという滞在は交渉できないんですね。

以前に旅をした仲間に、この時と、出発直前に会えて本当に良かった。
また世界のどこかで会おう!



さて、私たちは今夜のフライトのために英気を養わなければなりません。
以前宿泊した『 First GuestHouse 』に1泊分(300THB)の料金を払い、とりあえず休憩。

今回のフライトは深夜出発の『Air asia』、インド/コルカタ行きです。
カオサンからはエアポートタクシーやエアポートバスがありましたが、どれも値が張るので公共交通機関のバスを利用しました。

カオサン通りからドンムアン空港までは59番のバスです。

バスは車体の色によってグレードが違います。
私たちは一番早くバス停に停まったオレンジ色のエアコンバスに乗りました。
1時間ほどで空港のすぐそばのバス停に着き、一人23THB
エアポートバスでも一人150THBだったので少し節約できました。
バス待ちの光景。どこがバス停か分かりません
エアコンバスは内装もとてもキレイで快適でした。
エアポート駅のすぐ近くで下車。こんなのもあって便利!
久しぶりに利用する空港は近代的で、私たちはおのぼりさんのようでした(笑)


日付が変わって1時から、いよいよアジア最後の国インドへ移動です。
インドへのフライトの到着地はコルカタ。

実は私たち2人とも、コルカタには少しビビり気味でした。
何故かというと、ただでさえ色んな大変な話の多いインドで、更にコルカタはどの宿に泊まっても『南京虫』がいるという話を聞いていたからです。


『 南京虫 』って知っていますか?


正式名:トコジラミ

旅行者泣かせのこの虫、大きいダニなんですが、
ただ血を吸われたところが痒くなるどころか、この南京虫が歩いた跡全てが痒くなり、
医者に行って薬を処方されても、1週間は痒くてロクに眠れず、1か月痒みに悩まされると言われています。
しかも歩いた跡なので、数十か所とか、すっごく多いんだとか。

コルカタはできたら早く抜けて他の土地へ移動しようか、
でもコルカタでの電車チケットは取りにくくて、その日の移動は難しそうだなと考えながら空港の出発ロビーへ行くと一人の日本人A君に出会いました。

彼は美容師で、ふとしたキッカケでマザーテレサのことを知り、マザーハウスのボランティアに行くために休みを調整して4泊5日の弾丸でコルカタに行くとのことでした。
移動で1日ずつかかるので、インドにいられるのは実質2日間。
美容師は休みを取りにくいけどどうしても行ってみたいと。

実は(2度目。笑)、私たちもマザーハウスでのボランティアはすっごく気になっていました。
マザーハウスとはマザーテレサ(カトリック教会の修道女。修道会『神の愛の宣教者会』創立者)が活動していた建物。そしてマザーの没後も活動が続けられている場所です。

彼の熱意に影響され、どうせコルカタに滞在しなければならないしと、私たちもマザーハウスに行ってみようとこの時に決めました。
彼からボランティアをするための情報をもらい、出発時間が来たのでいざ搭乗です。
今回もAirAsia

さよならタイ王国!

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