トゥクトゥクドライバーと交渉して、ブッダが悟りを啓く前に修行していた前正覚山、ブッダが苦行から帰ってきたときに父粥供養をしたスジャータを祭った寺院、日本人に“トトロの樹”として有名なバールの樹へ行ってきました。
全部巡って300INR(1INR≒1.68円)。
最初は倍以上吹っ掛けられました。
特に今はローシーズンで観光客がいないため、一台と交渉していると、他のトゥクトゥクドライバーが次から次へとやってきます。
根気よく交渉しなければなりません。
天気にも恵まれ、前正覚山への道はとても景色が良かったです。…、最初は。
途中から道がアスファルトではなくなり、ものすごいデコボコ道。しかも細い。
トゥクトゥクにはサスペンションはありません。
ものすごくお尻が痛い。。。
天井も低く、頭をぶつけないように気をつけます。
田舎道は上下左右に揺られまくるのでしっかり持っていないと危険です。
それでも時々ものすごい衝撃がやってきます。
小さな村を通る時は、道幅が狭く、人はもちろん、放し飼いの牛に何度もぶつかりそうになりました。
正面衝突じゃなくて、左右に揺られる時にですよ。
ものすごく傾くんです(笑)
遊園地なんで目じゃないアトラクションでした!
写真撮る余裕が全然ありませんでした。
前正覚山に着くと、事前情報通り、たくさんの物乞いの子どもたちがやってきたり、大人が道で手を出していたり。
紀元前にブッダが悟った時から、どのくらい環境は変わったんでしょうか。
何度断ってもめげずに喰らいついてくる子どもたちを躱しながら、緩い山道を登ると、1件だけ建物がありました。
お坊さんなのか分かりませんでしたが、おじさんが手招きして、ブッダが修行した洞窟へ案内してくれました。
ここで来る日も来る日も苦行に明け暮れたんですね。
中にはブッダの金の像が。
歴史か何かの教科書に載っていたのがこれだったっけな。
左が祠。右はチベット仏教の御堂 |
入り口。昔は洞窟 |
ここではトゥクトゥクの駐車場代が必要でした。
最初の交渉で全て含めての金額だったはずが、やっぱり、というか駐車場代を請求されました。
たった20INRのことなんですが、そのやり方に腹が立ち、きっちり確認して最初の通りになりました。
こういうちょっとしたことで、インド人に対しての不信感を誰もが持つようになってしまうと思うのにな…。
続いてはスジャータ寺院。
かなり辺鄙な場所にありました。
個人で行くのは難しいですね。
ここはあっさり通過。
続いては「日本人に人気」とガイドブックにも書いてあるバールの樹。
…が、着きません。
最初に案内されたところは古墳のような場所。
ここも何かの名所なのかもしれませんが、私たちには分かりません。
すると1台のバイクが。
インド人男性が話しかけてきます。
その人は場所を知っていました。
道は狭くてトゥクトゥクでは行けないから、ガソリン代だけで連れて行ってやるとのこと。
この男、トゥクトゥクドライバーとグルか!?
ガイドブックに載るくらい何人もの人がバールの樹へは行っています。
トゥクトゥクで行けないならその注意書きが書いてあるはず。
追加料金を払うつもりは全くなかったので、ドライバーに場所を確認してもらい、探しに行きました。
そして少し迷いました。
地元の人がいたのでその人に聞き、何とかたどり着けました。
やっぱりトゥクトゥクで行けました。
このすぐ近くに村がありその脇を通ったんですが、また子どもたちが「マニーマニー」と付いてきます。
前正覚山の子どもたちと同じように、お金を要求するのが当たり前になってしまっているんですね。
大きなバールの樹に自然の力強さを感じながら、人間であるが故の難しさと、ある意味で人間の強さとを痛感させられていました。
帰り道、河原に象がいました。何故かは不明。
翌日26日の朝、宿の外に出るとたくさんの瓦礫が道の真ん中に積まれていました。
マハボディ寺院の爆弾テロ後に屋台がたくさん壊され、その瓦礫が建築資材として運ばれてきたようです。
それも道の真ん中に。
ブッダガヤー最終日にもう一度、マハボディ寺院へ訪れました。
やはりカメラ等の電子機器は一切持ち込み禁止。
それどころか、寺院の周りには警察が集団でいたるところにいて物々しい雰囲気。
建物だったものが壊され続け、瓦礫がどんどんと運び出されています。
相変わらず人は多いですが |
大きな建物が丸ごと壊されていました |
物々しい雰囲気 |
そんな中でも、マハボディ寺院は変わらずに有りつづけていました。
停電がとにかく多かった街、ブッダガヤー。
この街で唯一おすすめできるレストランを最終日に見つけました。
『 LOTUS RESTAURANT 』
私たちは基本的に低料金のレストランにしか行っていません。
そこの店員にサービス精神を求めるのは酷かもしれませんが、このお店の店主はその中でも対応がとても丁寧でした。
もちろん値段もバックパッカー向け。
一品料理で40~60INRです。
場所は『FUJIYA GREEN RESTAURANT』のすぐ近くです。
そんなこんなで、色々と考えさせられることの多かったブッダガヤーを後にします。
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