2013年7月13日土曜日

118.(8.10更新) ラオス12-13日目。1泊2日のラオスメコン川クルージング(LuangPrabang-Pakbeng-Houayxay)


私たちはルアンパバーンからタイのバンコクへ戻り、そこからインドへ飛ぼうと思っています。
ここから首都ビエンチャンに戻り、バスで一気にバンコクへ戻るか、タイの北に位置するチェンマイを経由して戻るか迷っていました。
ビエンチャンへ戻る道は来た道なので、クネクネ度合いは分かっています(笑)
そしてチェンマイに行く道は、バス、高速船、低速船の3パターンあるようでした。


  1. ・バスは今まで通ってきた道よりももっと悪路で、しかもそれが長い。雨季のため地盤が緩くなっているため崖崩れが起きやすかったり、深夜走るため事故が起きやすかったりと安全性に不安がありました。
  2. ・高速船はメコン川を東に進み、1日7時間程度で国境の町フエサイ(Houayxay)まで行きます。ブログ情報によると、シーパンドンの渡し船のような船にエンジンを積んで、ヘルメットをかぶって乗り込み、振り落とされないようにひたすら耐えているようです。
  3. ・低速船は高速船と同じルートで同じ場所までですが、1日7時間で2日間船に乗り、途中、パクベン(Pakbeng)で一泊する(実費)高速船の2倍のかかります。屋根が付いてあり、時間はかかるけど比較的快適。高速船よりも若干安い。


私たちは低速船を選択。
なんと他の人たちも同じようでこれまた一緒に移動することになりました。

旅行代理店を回ったんですが、結局宿で手配した方が若干安かったので宿で手配しました。
トゥクトゥクで宿から船着き場への移動込みで、一人28,500LAK

中継地点パクベン(Pakbeng)の宿も紹介してもらい、比較的良さそうだったので予約をお願いしました。
宿代の事前支払いを要求されましたが、ここでお金だけ取られて宿が無い、ということも考えられたのでそれは拒否。
いくら信用できそうだからと言っても、用心は忘れちゃいけません。

そんなこんなで移動方法が決まりました。
旅は全てが選択の連続です。
意外とあれこれ調べたり考えている時間が多いんですよ。
特に移動は旅の醍醐味ですけど、一番問題や費用が発生するところでもあるので。


この日はせっかくなのでと、托鉢を最後に見てきました。
今日は雨だったんですが、傘をさして托鉢に出る僧侶たちと傘をさして托鉢をする人たちを見ることができました。
どんな天候でもこの儀式は粛々と行われているようです。
決して派手な営みではありませんが、だからこそ貴いものを感じました。

そしてまた街を一望できる場所へ。
日中は入場料が必要ですが、6時前なら自由に入れます。
靄のかかる街並みも素敵でした。


朝、朝食を食べようと思っていたのに近くのレストランは休み。
近くのお店も休み。

昨日、宿のスタッフに聞いて開店時間を聞いていたのに全然ウソでした。
それを聞くと、「いつもは開いている」と。本当か!?

どこかで船の上で食べる物を買おうかと話していたら、

「船には何でもあるから問題ない」

とのこと。炒飯やヌードルもあると。
値段を確認したら「安い」と。
托鉢をしていた場所付近は数件のお店はやっていたんですが今からだと時間が足りないため、この言葉を信用することにしました。


さて、いよいよルアンパバーンともお別れです。
トゥクトゥクで船着き場へ。

通常こういう船などのチケットはチケット売り場で買った方が安いんですが、ここではそうではありませんでした。

外国人料金があり、ずっと割高。
旅行代理店を通して買うと現地人価格で購入できるので、無理してわざわざ遠くの船着き場へ行く必要はありませんよ!!!


今回私たちが乗った船は、手作り感満載でした。

シートはバスから取ってきたもの(?)を取り付けた感じで、シートの感覚はマチマチでした。

噂以上にすごく快適。
確かに景色には飽きますが、ほとんど揺れなかったため、溜まっていたブログを書くことができました。
(って言ってもすぐに溜まりますが)

お腹が減っていたので炒飯でも注文しようと思ったら…

スナックやカップラーメン、ジュースや酒類しか置いてありませんでした。
(ちなみに翌日の船も同じ感じ)

あの宿のスタッフ、本当に適当なことばっかり言いやがって…。

ラオス入国初日から、嫌というほどさんざん体験してきましたが…

 ラオス人は責任感が無くて、質問に対して適当に答える人が、めちゃくちゃ多いです。
 おそらく騙してやろうと考えている人が少ないと思います。
 ただ、悪気が無く、責任感が無く、問題が起きた時の責任能力も対応能力も無い。

ラオス人は穏やかで優しく親切な人が多いです。

でも期待し過ぎては駄目です。
話しが食い違ったら、きっちり問題を明確にして、責任の所在をはっきりさせて話を詰めましょう。

問題が起きた時に子どものような態度や言い訳をする成人を何人も見ました。
それを良しとしてしまうと、困るのは結局私たち本人です。
ラオスを旅する人は自分の要求などはしっかり伝えるようにしましょうね。


話を食事に戻すと…

この怒りはどこにもぶつけられないし、腹は減っているので、仕方が無くカップラーメン1個(10,000LAK)を2人でシェアして食べました。
通常の4~5倍もしています。
さらに昼過ぎ、ポテトチップス1個(10,000LAK)も食べました。これも5倍くらいか!?
(1LAK 約0.0128円。2013/7現在)
誰だよ、安いって言った奴!!!
 →『 Mao pha sok GuestHous 』のスタッフです。ここより安くて良い宿はたくさんありましたよ。ちなみに。

そう、1日7時間くらい船に乗るって言われてたんですが、結局9時間。
船の人に聞いたら登りと下りで時間が違うんだそう。
そりゃそうだ。


中継地のパクベンでは、船から降りた瞬間に、色々なゲストハウスから声がかかりました。
それを押しのけて予約をしていたゲストハウスのスタッフが声を掛けてきました。
閑散期だし、客の争奪戦が半端じゃないな。

『 Sivongsak Guest House 』
  50,000LAK
 ツイン、ホットシャワー、トイレ付き
 フリーWi-Fi有り。しかしどこでも1度も繋がらず…
 夜にはオーナーやスタッフが誰もいない。
 部屋はほどほどの清潔さ。宿自体は新しくはない感じ。

夜に行ったレストランでもFreeWi-Fiと謳っていたのに全くつながりませんでした。
この街ではあまり期待しない方が良いかもしれません。


2日目はタイとの国境の町フエサイまで。
タイ側の国境の街チェンコーンと川を挟んでお隣さんです。
昨日とは違う船。少しキレイ
出入国手続きの受付は18時まで。

一緒に移動した仲間2人のラオスビザ有効期限が本日7/12でした。
そうじゃないと1日ごとに10ドルくらいの罰金がかかってしまうようです。
何としてでも18時までに入出国手続きをしなくては!

ということで、夕方以降はやきもきしていました。

でも、これが遅いんです。
出国できないようにさせて、少しでもラオスにお金を落とさせる仕組みか!?と疑わさせるくらい。

かろうじて17:45に船着き場へ着きました。
そこからイミグレーションオフィスまでは結構離れています。

問題の2人は船が付くと同時に走り、トゥクトゥクを捕まえて先に。
私たちも出来たら一緒にタイへ行きたいので、急いでトゥクトゥクを捕まえました。

何とか5分前にはラオス出国完了しました。
ラオス出国手数料(1USD

そしてすぐ近くのタイ側への渡し船乗り場へ。
あの2人が先に待っていました。

ここまで来ればもう安心でしょう。
タイ側へ渡り、入国手続きをしようとしたら…

「Closeだ。18時までだった」


他の旅行者もたくさんいるし、そこを何とかと、ごり押しして手続きしてもらいました。
スタッフの人は終始 LINE でメッセージを送りながら対応してくれました。

何でもアリだなぁ。と思いますか?
こんなのめちゃくちゃ多いですよ。海外では。
さすがに空港では少ないと思いますが…

とにかく、みんなで無事に国境越えができて良かったです。
思い出に残る、船での国境越えでした(^-^)
トラックも船で運ばれていました


今夜の宿は
『 NAMKHONG RESORT 』
  250THB(1THB約3.2円。2013年7月現在)
 ツイン。トイレ付。ホットシャワー有とのことだったけど水のみ。
 Wi-Fi部屋でも有とのことだったけど、共有スペースのみ。
 無料のバナナ。
 夜23時過ぎくらいからはスタッフなし。

ここの宿のスタッフも対応がすごく無責任でした~。ビックリするくらい!
妻がシャワーを使おうとしてお湯が出なかったので、スタッフに聞いたら、修理スタッフを呼び、
どうにもできなかったので、オーナーを呼ぶと言われて待っていたら、待てど暮らせど誰も来ない。
聞きに行ったら、スタッフも誰も居なくなっていました。
次の日そのことを伝えたら、スタッフは夜とは変わっていて、私にはわからない、オーナーは今いない、連絡が付かない、…。

ラオスで無責任さには慣れてきましたが、本当に嫌ですね、こういうの。
日本人だったら無いですもんね。



世界に出ると、反面教師をたくさん見る機会があり、その度に日本人の素晴らしさを再認識します。
でも日本の中にいるとその素晴らしさに気付けないんですよね。

日本だとそのクオリティが当たり前すぎて。

もっと世界を見てみたらいいのになぁと思います。
短期旅行でもいいので是非!

一つや二つ、目から鱗の体験がきっとできるはずです!

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