2013年6月12日水曜日

94.(6.27更新) タイ2日目から。初めての海外入院生活


わたくし、友人と会えた昨日の夜に緊急入院しました(泣)

運ばれた先は、バンコク・プーケット病院
http://www.phukethospital.com/

ここはプーケットに2つある私立病院の1つで、後で聞いた話だと一番高いところだとか。
Tajさんたちも来たことはないと。
確かに、病室は個室でホテルのようだし、看護師さんが何度も様子を見に来るし、点滴も付けっぱなしだし、、、
調べてみると、外国人専用の病棟があり、そこに入れられたようです。
タイの病院には(全部かはわかりませんが)外国人料金というものがあるそうです。
一律か、国によって違うのかも分かりません。

私たちは損保ジャパンの海外旅行保険に加入しているのでキャッシュレスで精算できたんですが、最終日に請求書を見たときはぶったまげました。
海外旅行に行く方は、海外旅行保険に入ったほうが良いですよ!


入院当初は、度重なる下痢と嘔吐で脱水症状になっており、また胃腸も弱っているので、点滴を続けながら、食事はお粥と消化の良い肉などのみ。
お粥の味は日本と同じでしたが、おかずは味がかなりしっかりついていて、大丈夫かなと思いながら食べました。

熱は耳で測る体温計で、38~40くらい。
入院直後はめちゃくちゃ寒気を感じていましたが、一晩経ってからは今度は熱気に変わりました。
点滴に時々抗生物質も加わりました。もちろん飲み薬でも。
日本にいた時は薬は滅多に飲まなかったので、この入院数日で数年分の薬の量を飲んでしまいました。

部屋には大きなソファベッドがあり、妻が付き添って看病をしてくれてとても助かりました。
二人旅はこういう時にすごく有難いですね。

長期で海外に出ていれば誰もが通る道といいますが、まさか妻よりも先に自分がダウンしてしまうとは…
情けない…。

肝心の原因ですが、
午前10時くらいと午後3時頃に年配のお医者さんが様子を見に来てくれるんですが、
入院して3日後に 『急性胃腸炎』 と診断が下されました。

尿や便を採ったり、お腹や背中を触診したり、入院2日目に胃腸の超音波検査をしたりしたんですが、
まだ診断が確定していない時に一度若い女医さんが来て、
「あなたの診断名は『糖尿病』です。」
と言われた時はビックリしました。

丁寧に検査結果の数値をひとしきり説明して、
「日本に帰って詳しく検査をした方がいいでしょう。」
と言ってから部屋を出ていき、私たちが途方に暮れていると、すぐに戻ってきて
「カルテを間違えていた。あなたは違ったわ。」
と言われた時は、怒りよりも安堵の方が強かったです。
私のは笑い話で済ませられますが、医療ミスって色々想像すると本当に怖いですね。


ちなみに、看護師さんやお医者さんとのやり取りは全部英語です。
なるべく自分で理解するようにしていましたが、医療用語などの難しい単語は妻が単語帳で調べながらやり取りしてくれていました。
ちなみに急性胃腸炎は『acute gastroenteritis』です。
皆さん、知ってましたか?
日本では日常会話で「急性」とか「胃腸炎」とかってたま~には使うと思います。
日常会話ができるようになりたいと思っていましたが、日常会話の守備範囲はかなり広いく、道のりは非常に遠いです。
ボキャブラリーを増やさないとな。。。

ここには日本人女性の翻訳スタッフがいて、入院初日に色々と教えてもらえました。
日本語の他にタイ語・英語を話し、主に日本人対応と、外国人の保険手続き全般がお仕事。
日本の保険は世界一優秀で、一番対応が良いとのことでした。
海外旅行に行く方は、たとえ短期でも、そして中・長期ならば必ず、海外旅行保険に入ったほうが良いですよ!
この方も色々な経歴を持っていて、現地の方と結婚し、タイの2つの病院で合計10年以上仕事をされているとのことでした。
色んな生き方があるんだなぁ。


入院中はずっと下痢だったんですが、
11日頃には熱も微熱程度になり、12日午前の診察で退院許可がでました。
保険の精算で2~3時間かかるとのことでしたが、結局5時間かかり、薬っをもらって終了。
長いことお世話になりました。


Tajさん達にまたしばらくお世話になることができ、 迎えに来ていただきました。
人様の優しさで今の自分があります。

退院できても胃腸はまだ炎症が残っており、生野菜やフルーツ、繊維質の多い食べもの、乳製品などしばらく食事制限をするようにと言われていました。
下痢も続いているのでしっかり守ります。

退院した夜は家の近くのお店に連れて行ってもらったんですが、メニューを頼む時に色々と気を遣っていただきました。
目の前で3人が美味しそうなものを食べている光景を指をくわえながら見ていられるのも、これはこれで幸せな夜でした。

入院中は何から何までお世話になりました。
ありがとうございました。

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